アシュタンガヨガ(Ashtanga-Yoga)
アシュタンガヨガには、ヨガを深める(悟りに近づく)ために、守るべき・行うべき8つの段階が説かれています。
古代インドから受け継がれてきた伝統的なヨガは、この8つの段階を順番に実践していくことであり、また、その探求というプロセスの中で、人間が本来持っている肉体や精神、霊性の質を高めながら、自己実現を可能にしていくものと説いております。
ではここで、アシュタンガヨガの8つのステップ、八支則をご紹介していきます。
アシュタンガヨガ/八支則
- ヤマ(yama) 禁戒。してはいけない5つのこと
- ニヤマ(niyama) 勧戒。積極的に行う5つのこと
- アーサナ(asana) 座法。心統一の座り方
- プラーナヤーマ(pranayama) 調気法。呼吸のコントロール
- プラティヤーハーラ(pratyahara) 制感。五感の制御
- ダラーナ(dharana) 凝念。集中すること
- ディヤーナ(dhyana) 静慮。瞑想、集中が深まった状態
- サマーディ(Samadhi) 三昧。心の働きが無くなった状態、悟り
この「ヨガ8支則」の数字の8を、サンスクリット語で「アシュト」という事から、「アシュタンガヨガ」と呼ばれるようになりました。
現在行われているアシュタンガヨガのスタイルは、インドのマイソールである「パタビジョイス師」が、現代社会に合わせ分かりやすくアレンジしたものです。
ハリウッドで活躍するセレブやアスリート達をはじめ、世界中の人々に支持されています。
90年代に登場し、現在人気を集める「パワー・ヨガ」の前身となったヨガのスタイルとしても知られています。
ヨガ経験があり、ある程度の運動量でも耐えられる方には、アシュタンガ・ヨガはお勧めですが、 初心者や中高年齢者、個々のポーズをマイペースでゆっくり取り組みたい人などは不向きかもしれません。
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